精選版 日本国語大辞典 「拳玉」の意味・読み・例文・類語 けん‐だま【拳玉・剣玉】 〘 名詞 〙 木製のおもちゃ。長さ約二〇センチメートルの柄の一端をとがらせ、他の一端を皿状にえぐり、中ほどに糸を結びつけ、その糸の先に穴をうがった球をつけたもの。大正ごろから、柄を十字形にして皿を三つにするようになった。球を空中に投げて柄の先端にはめたり、皿の上に受止めて遊ぶ。また、その遊び。〔随筆・嬉遊笑覧(1830)〕拳玉 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
百科事典マイペディア 「拳玉」の意味・わかりやすい解説 拳玉【けんだま】 木製の玩具(がんぐ)。剣玉とも書く。江戸時代に中国から伝来。長さ20cmほどの柄の先端をとがらせ,他端を丸く皿(さら)状にえぐる。中ほどに結びつけたひもの先に穴をあけた球をつけ,球を投げ上げて,皿で受けたり,柄の先端を球の穴に入れたりする。明治初期の学制が布かれたころには,これが教育玩具として紹介されたことがある。大正のはじめ,柄を十字形にした現在の形のものが考案された。 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報