持たす(読み)モタス

精選版 日本国語大辞典 「持たす」の意味・読み・例文・類語

もた‐・す【持・凭】

  1. [ 1 ] 〘 他動詞 サ行下二段活用 〙もたせる(持)
  2. [ 2 ] 〘 他動詞 サ行五(四) 〙
    1. たてかける。寄せかける。もたせる。
      1. [初出の実例]「もとより手なれたる大蛇、後よりはひかかり、左右の肩に手をおき、兜の上に頭をもたし」(出典:曾我物語(南北朝頃)六)
    2. 思わせぶりな言動で相手の気を引く。相手に気をもませる。もたせる。
      1. [初出の実例]「どうもおまへはそはそはと浮気らしうて行末が案じられるともたされて麦右衛門は夢中になり」(出典:合巻・富士裾うかれの蝶鵆(1831))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む