精選版 日本国語大辞典 「按腹」の意味・読み・例文・類語 あん‐ぷく【按腹】 〘 名詞 〙① 腹部に手を触れて内部疾患を診察すること。[初出の実例]「唯翁至る時其閫を越れば、病人室中ながら知て大に懼れ、診脈按腹をもうけたるなど」(出典:近世畸人伝(1790)五)「臓腑の所在〈略〉を常に審(つまびらか)にせずんば、如何に按腹するとも」(出典:形影夜話(1810)上)② 腹部をもんで痛みなどをやわらげること。按摩(あんま)療法の一種。[初出の実例]「そんなら按腹(アンプク)いたしてあげませう」(出典:滑稽本・続膝栗毛(1810‐22)一二) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例