挙子(読み)キョシ

デジタル大辞泉 「挙子」の意味・読み・例文・類語

きょ‐し【挙子】

中国の官吏登用試験である科挙に応じる人。
子をもうけること。
「但し此―、婚姻、死喪の三事は」〈村田文夫・西洋聞見録〉

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精選版 日本国語大辞典 「挙子」の意味・読み・例文・類語

きょ‐し【挙子】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 中国の官吏登用試験である科挙に応ずる人。
    1. [初出の実例]「及第をのぞむ者を挙子、挙人と云」(出典:制度通(1724)六)
    2. [その他の文献]〔旧唐書‐高適伝〕
  3. 子をもうけること。子を育てること。
    1. [初出の実例]「但し此挙子、婚姻、死喪の三事は教師の媒介を得ざれば礼式をなさず」(出典:西洋聞見録(1869‐71)〈村田文夫〉前)
    2. [その他の文献]〔後漢書‐侯覇伝〕

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普及版 字通 「挙子」の読み・字形・画数・意味

【挙子】きよし

科挙の受験者。〔旧唐書、高適伝〕年五十をぎ、始めて詩什に留め、數年のに體格漸く變じ、氣質を以て自ら高うす。~時に右相李林甫、を擅(ほしいまま)にし、く、唯だ擧子を以て之れを待つのみ。

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