挙家離村(読み)きょかりそん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「挙家離村」の意味・わかりやすい解説

挙家離村
きょかりそん

離農の一形態。経済高度成長に対する農民の構造的対応は他産業への就業であるが,土地希少価値になっている日本では農地財産として保有しようとする志向が強く,大半が在村通勤型であり,次いで若齢層を中心とする離村就職型が多く,農地を手放して永久的な離農を目指す挙家離村型の離農形態はきわめて少い。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む