最新 地学事典 「振動試料型磁力計」の解説
しんどうしりょうがたじりょくけい
振動試料型磁力計
vibrating sample magnetometer
電磁石の磁場中で試料を100Hz程度で振動させ,試料の近くに配置したピックアップコイルに発生する交流信号から試料の磁化を測定する装置。最大の特徴は磁化履歴曲線が測定できることで,岩石の磁気的安定性の目安となる保磁力などの情報が得られる。また温度制御装置をつけて,ヘリウム温度での飽和磁化の絶対測定,磁化の温度依存性(熱磁気曲線)やキュリー温度の測定に利用される。
執筆者:田中 秀文
参照項目:交番磁場勾配磁力計
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

