捨てかまり(読み)すてかまり

精選版 日本国語大辞典 「捨てかまり」の意味・読み・例文・類語

すて‐かまり【捨かまり】

  1. 〘 名詞 〙 戦場で、軍勢が退却する時、一部の兵を伏兵として残しておき、近づいて来る敵兵遠矢鉄砲狙撃(そげき)させるもの。
    1. [初出の実例]「伊奈の侍衆、はらひたる陣屋に人数を残しをくは、すてかまりといふ物也」(出典:甲陽軍鑑(17C初)品二四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android