デジタル大辞泉 「捨小舟」の意味・読み・例文・類語 すて‐おぶね〔‐をぶね〕【捨(て)小舟】 1 乗る人もなく打ち捨てられた小舟。2 頼りない身、かえりみられることのない身のたとえ。「僕たち外国にいるものは、いよいよこれは―というところかな」〈横光・旅愁〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「捨小舟」の意味・読み・例文・類語 すて‐おぶね‥をぶね【捨小舟】 〘 名詞 〙① 乗る人もなく、置きざりにされた小舟。頼るもののないあわれな身の上のたとえに用いる。すてぶね。[初出の実例]「我が身かく引く人もなき捨小舟(ステヲぶね)の如く、深き罪に沈みぬるに付ても」(出典:太平記(14C後)一三)② 白瓜の味醂漬(みりんづけ)。冬から春にかけての食品。〔四季漬物塩嘉言(1836)〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例