捩鉢巻(読み)ねじりはちまき

精選版 日本国語大辞典 「捩鉢巻」の意味・読み・例文・類語

ねじり‐はちまきねぢり‥【捩鉢巻】

  1. 〘 名詞 〙 手拭、布をねじって頭に巻き、額で結んだ鉢巻。気負い立って威勢よく物事を行なう時などにする。ねじはちまき。
    1. [初出の実例]「ねぢり鉢巻の手拭を、窃(そ)っと取って」(出典良人自白(1904‐06)〈木下尚江〉続)
    2. 「三吉たちはネジリはち巻きで、これまた朝から立ち通しであった」(出典:鉛筆ぐらし(1951)〈扇谷正造〉ゲンマン記者)

ねじ‐はちまきねぢ‥【捩鉢巻】

  1. 〘 名詞 〙ねじりはちまき(捩鉢巻)
    1. [初出の実例]「おのれ逃げたとてにがさうかと尻引きからげ捻鉢巻(ネヂハチマキ)し」(出典:続々鳩翁道話(1838)一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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