精選版 日本国語大辞典 「掏替」の意味・読み・例文・類語
すり‐か・える ‥かへる【掏替】
〘他ア下一(ハ下一)〙 すりか・ふ 〘他ハ下二〙 他人に気づかれないように、こっそりと取りかえる。多く、他人の持っているよい品物や自分の必要とする物を、自分の持っている悪い品物や不必要な物とかえる場合にいう。議論の主題などの抽象的な物事についても用いる。
※虎寛本狂言・真奪(室町末‐近世初)「すれば最前真を取らう取らうと存てばひ合ふ内に、真とお太刀とをすりかへた物で御ざらう」
すり‐かえ ‥かへ【掏替】
〘名〙 他人に気づかれないように、こっそりと物を取りかえること。また、そのもの。話の主題や論点をこっそりと変えてしまうことなどにもいう。
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