掖庭(読み)エキテイ

デジタル大辞泉 「掖庭」の意味・読み・例文・類語

えき‐てい【×掖庭】

宮殿のわきの殿舎皇妃宮女のいる所。後宮こうきゅう。えきだい。
「后妃遊宴のみぎりなり…―の露色愁ふ」〈平家・七〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「掖庭」の意味・読み・例文・類語

えき‐てい【掖庭】

  1. 〘 名詞 〙 王宮わきの殿舎。宮女のいる所。後宮。えきだい。
    1. [初出の実例]「掖庭 后妃部」(出典:色葉字類抄(1177‐81))
    2. 「椒房の嵐声悲しみ、掖庭の露色愁ふ」(出典:平家物語(13C前)七)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android