掛け構う(読み)かけかまう

精選版 日本国語大辞典 「掛け構う」の意味・読み・例文・類語

かけ‐かま・う‥かまふ【掛構】

  1. 〘 自動詞 ハ行四段活用 〙 ( 下に否定の語を伴って用いる )
  2. かかわる。関係する。
    1. [初出の実例]「かけ構(カマ)はぬ立田さへそれで態(わざと)呼出さなんだが」(出典浄瑠璃菅原伝授手習鑑(1746)二)
  3. 相手になる。心にかける。かまう。
    1. [初出の実例]「狗(いぬ)ころ小猫を可愛がって、〈略〉近頃は何(ど)うした事か、そんな物も余り掛(カ)け構(カマ)はなくなったばかしか」(出典:茶話(1915‐30)〈薄田泣菫〉十三年目)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ビャンビャン麺

小麦粉を練って作った生地を、幅3センチ程度に平たくのばし、切らずに長いままゆでた麺。形はきしめんに似る。中国陝西せんせい省の料理。多く、唐辛子などの香辛料が入ったたれと、熱した香味油をからめて食べる。...

ビャンビャン麺の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android