かけ‐かま・う‥かまふ【掛構】
- 〘 自動詞 ハ行四段活用 〙 ( 下に否定の語を伴って用いる )
- ① かかわる。関係する。
- [初出の実例]「かけ構(カマ)はぬ立田さへそれで態(わざと)呼出さなんだが」(出典:浄瑠璃・菅原伝授手習鑑(1746)二)
- ② 相手になる。心にかける。かまう。
- [初出の実例]「狗(いぬ)ころや小猫を可愛がって、〈略〉近頃は何(ど)うした事か、そんな物も余り掛(カ)け構(カマ)はなくなったばかしか」(出典:茶話(1915‐30)〈薄田泣菫〉十三年目)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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