掛暇(読み)かけひま

精選版 日本国語大辞典 「掛暇」の意味・読み・例文・類語

かけ‐ひま【掛暇】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「かけびま」とも ) 掛け売り集金成績がよくない時、責任額が済むまで、仕事を休まされること。江戸時代吉原などの遊里で、回し方の「若いもの」が、揚げ代の回収のため、一時的にひまを出されることが多かった。
    1. [初出の実例]「掛(カケ)ひまはいとまもくれず日もかけず」(出典:雑俳・柳多留‐一(1765))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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