掛直垂(読み)かけひたたれ

精選版 日本国語大辞典 「掛直垂」の意味・読み・例文・類語

かけ‐ひたたれ【掛直垂】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 直垂略儀のつけ方。裾(すそ)を、袴に着込めないで、はおったままとするもの。また、その直垂。袴を略して大口のままのこともあり、更にこれを略した小袖着流しの上に着けることもある。
    1. [初出の実例]「小袖にかけ直垂にて、なえ烏帽子ひき入れて、その用意もなくていでたり」(出典:古今著聞集(1254)一二)
  3. 能装束の一つ。風流(ふりゅう)着用として下袴の大口の上に直垂を打掛けたままの姿。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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