掴み掛る(読み)ツカミカカル

デジタル大辞泉 「掴み掛る」の意味・読み・例文・類語

つかみ‐かか・る【×掴み掛(か)る】

[動ラ五(四)]
激しく組みついていく。「相手の胸ぐらに―・る」
つかみそうになる。「有力な証拠を―・る」
[類語]組み付く抱き付くしがみつくかじりつくむしゃぶりつく震い付く

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精選版 日本国語大辞典 「掴み掛る」の意味・読み・例文・類語

つかみ‐かか・る【掴掛】

  1. 〘 自動詞 ラ行五(四) 〙 いきおいよく組みついていく。おそいかかる。
    1. [初出の実例]「恋は今は有らじと吾(あれ)は念(おも)へるを何処(いづく)の恋そ附見繋(つかみかかれ)る」(出典万葉集(8C後)四・六九五)
    2. 「握みかからうとする権幕で」(出典:くれの廿八日(1898)〈内田魯庵〉六)

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