組付く(読み)クミツク

デジタル大辞泉 「組付く」の意味・読み・例文・類語

くみ‐つ・く【組(み)付く】

[動カ五(四)]相手のからだに手足をからませて取りつく。「逃げる男に―・いて引き倒す」
[類語]抱き付くしがみつくかじりつくむしゃぶりつく震い付くつかみかかる

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「組付く」の意味・読み・例文・類語

くみ‐つ・く【組付】

  1. [ 1 ] 〘 自動詞 カ行五(四) 〙 組もうとして相手につかみかかる。取りついて組む。
    1. [初出の実例]「熊ことともせずねぢ付んとすれ共いつかなうごかばこそ、からみ付けばこぢはなし組付けばをしふせ」(出典:浄瑠璃・嫗山姥(1712頃)四)
  2. [ 2 ] 〘 他動詞 カ行下二段活用 〙 いくつかのものを組にしてある物にとりつける。
    1. [初出の実例]「菜五種〈くみつく〉、汁二、引物盆かさう、つめ餠」(出典:多聞院日記‐天正一二年(1584)八月一一日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android