デジタル大辞泉 「掻き出づ」の意味・読み・例文・類語 かき‐い・ず〔‐いづ〕【×掻き▽出づ】 [動ダ下二]1 「掻かき出だす1」に同じ。「さが尻を―・でて、ここらの公人おほやけびとに見せて、恥を見せむ」〈竹取〉2 「掻き出いだす2」に同じ。「御髪を―・でて見給へば」〈源・夕霧〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「掻き出づ」の意味・読み・例文・類語 かき‐い・ず‥いづ【掻出】 〘 他動詞 ダ下二段活用 〙① =かきだす(掻出)①[初出の実例]「さが尻をかき出て、ここらのおほやけ人に見せて、はぢを見せん」(出典:竹取物語(9C末‐10C初))② ( 「かき」は接頭語 ) =かきいだす(掻出)②[初出の実例]「なほいとひたぶるにそぎすてまほしうおぼさるる御くしをかきいでてみ給へば」(出典:源氏物語(1001‐14頃)夕霧) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例