掻き出だす(読み)カキイダス

デジタル大辞泉 「掻き出だす」の意味・読み・例文・類語

かき‐いだ・す【×掻き出だす】

[動サ四]
1」に同じ。
「大きなりける桶に、白き物をふた桶―・して」〈古本説話集・六二〉
取り出す。かきいず。
几帳帷子かたびらのほころびより御髪みぐしを―・し給ひつるが」〈手習

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精選版 日本国語大辞典 「掻き出だす」の意味・読み・例文・類語

かき‐いだ・す【掻出】

  1. 〘 他動詞 サ行四段活用 〙
  2. かきだす(掻出)
    1. [初出の実例]「大きなりける桶(をけ)に、白き物をふた桶かきいだして」(出典:古本説話集(1130頃か)六二)
  3. ( 「かき」は接頭語 ) 外へ取り出す。いだす。だす。かきいず。
    1. [初出の実例]「き帳のかたびらのほころびより御髪をかきいだし給ひつる」(出典:源氏物語(1001‐14頃)手習)

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