掻き合う(読み)かきあう

精選版 日本国語大辞典 「掻き合う」の意味・読み・例文・類語

かき‐あ・う‥あふ【掻合】

  1. [ 1 ] 〘 他動詞 ハ行四段活用 〙 とり集める。たくさん集める。
    1. [初出の実例]「二人の婿の装束(さうずく)、いささかなるひまなくかきあひ縫はせ給へば」(出典落窪物語(10C後)一)
  2. [ 2 ] 〘 自動詞 ハ行四段活用 〙 ( 「かき」は接頭語 ) 調和する。
    1. [初出の実例]「人長が拍子に合せたる足踏み、和琴の音すごく、やうやう明行空の光りかきあひて、言ひつくすべうもなくおもしろし」(出典:中務内侍(1292頃か)弘安一〇年一二月五日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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