換韻(読み)カンイン

精選版 日本国語大辞典 「換韻」の意味・読み・例文・類語

かん‐いんクヮンヰン【換韻】

  1. 〘 名詞 〙 漢詩の韻法の一つ。古詩において、一首の途中で、用いる韻目を換えること。
    1. [初出の実例]「近体、第一・第二の句の韻礎に、換音(クンイン)の法あり」(出典:作詩志彀(1783))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の換韻の言及

【韻律】より

…一首の句数には制限はない。押韻は一韻到底のみならず,途中で取りかえる〈換韻する〉ことができる。五言は一韻到底が多く,七言は換韻することが多い。…

※「換韻」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android