近体(読み)キンタイ

デジタル大辞泉 「近体」の意味・読み・例文・類語

きん‐たい【近体】

近ごろはやっている体裁様式
漢詩で、唐代以降の五言七言律詩および絶句形式近体詩。今体。→古体
印刻で、そうげん時代の印。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「近体」の意味・読み・例文・類語

きん‐たい【近体】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ちかごろ流行の体裁。最近のスタイル。
  3. 漢詩で、古詩楽府(がふ)などを古体というのに対して唐代の律詩や絶句をいう。
    1. [初出の実例]「近体とおし出して云へば、五言古詩の体を除てその外の体を云」(出典:唐詩選国字解(1791)付言)
    2. [その他の文献]〔滄浪詩話〕
  4. 印刻で、宋・元時代の印をいう。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「近体」の読み・字形・画数・意味

【近体】きんたい

詩の絶句と律詩。

字通「近」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android