握符(読み)あくふ

精選版 日本国語大辞典 「握符」の意味・読み・例文・類語

あく‐ふ【握符】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「符」は天子たるべきものに降るとされる天命のしるし ) 天子の位につくこと。転じて、天子の位。
    1. [初出の実例]「朕昔為握符之尊、卿亦為和羹之佐」(出典本朝文粋(1060頃)一四・宇多院為河原左大臣没後修諷誦文〈紀在昌〉)
    2. [その他の文献]〔沈約‐斉故安陸昭王碑〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android