デジタル大辞泉 「揺く」の意味・読み・例文・類語 あよ・く【▽揺く】 [動カ四]ゆらぐ。ゆれる。「群玉むらたまの枢くるに釘刺し固めとし妹が心は―・くなめかも」〈万・四三九〇〉 あゆ・く【▽揺く】 [動カ四]ゆれる。ゆらぐ。「かりかやの穂に出てものを言はねども―・く草葉にあはれとぞ思ふ」〈夫木・一一〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「揺く」の意味・読み・例文・類語 あゆ・く【揺】 〘 自動詞 カ行四段活用 〙 ( 後世「あゆぐ」とも ) ものが揺れ動く。また、気持や感情が動揺する。ゆれる。あよく。[初出の実例]「衛士等、詐(あさむ)か被(れ)て、揺(アユク)竹を指して馳せて言はく」(出典:日本書紀(720)崇峻即位前(図書寮本訓))「雲まよひ星のあゆくと見えつるは蛍の空に飛ぶにぞありける〈藤原輔相〉」(出典:拾遺和歌集(1005‐07頃か)物名・四〇九) あよ・く【揺】 〘 自動詞 カ行四段活用 〙 ものや気持などがゆらぐ。ゆれ動く。あゆく。[初出の実例]「愀然(みこころアヨキ)たまひて歎きて曰はく」(出典:日本書紀(720)敏達元年五月(前田本訓)) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例