揺さぶり(読み)ゆさぶり

精選版 日本国語大辞典 「揺さぶり」の意味・読み・例文・類語

ゆさ‐ぶり【揺・揺振】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ゆさぶること。また、ゆさゆさと揺れる動き。
    1. [初出の実例]「覚めたる波の揺動(ユサブリ)や」(出典海潮音(1905)〈上田敏訳〉真昼)
  3. 気持を動揺させること。特に、しかけて相手混乱、動揺させること。
    1. [初出の実例]「入道氏の極めて東洋的な心情に改めてゆさぶりをかけてくるんです」(出典:新西洋事情(1975)〈深田祐介〉泣いてパリに馬謖を斬る)
  4. ゆさわり(鞦韆)
    1. [初出の実例]「鞦韆 ユサフリ シウセン」(出典:色葉字類抄(1177‐81))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android