普及版 字通 「搭(漢字)」の読み・字形・画数・意味
搭
常用漢字 12画
(旧字)
13画
[字訓] うつ・のせる・おおう
[字形] 形声
声符は(とう)。宋の林逋の〔胡山小隠〕の詩に「に衣を(か)けて歸る」とあり、肩や手にのせる意。いま搭乗・搭載のように用いる。古くは〔北史、李彪伝〕「奴を(う)ちて肋(ろく)(骨)折る」のように用い、擬声的な語であった。
[訓義]
1. うつ、たたく、うちつける。
2. のせる、かける、はおる、おおう。
3. 筆法で上から、筆のかかるところ。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕 カク・ウチカク・トル・オホフ 〔立〕 オホフ・ツカム・テチカク・ツク・ウチカク・カク・カス
[語系]
・(塔)thpは同声。は上に積み重ねるもの。そのようにかけることをという。
[熟語]
搭運▶・搭架▶・搭眼▶・搭橋▶・搭護▶・搭鉤▶・搭載▶・搭子▶・搭嘴▶・搭識▶・搭膝▶・搭写▶・搭住▶・搭乗▶・搭船▶・搭対▶・搭転▶・搭配▶・搭伴▶・搭負▶・搭膊▶・搭伏▶
[下接語]
斜搭・品搭・搭・乱搭
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報