精選版 日本国語大辞典 「撥箸」の意味・読み・例文・類語 はね‐ばし【撥箸】 〘 名詞 〙① 食事のとき、自分の嫌いなものを箸でのけること。えりぐい。[初出の実例]「はねばししたる茶漬は火焔に燃えて眼に遮り」(出典:浮世草子・好色万金丹(1694)一)② 転じて、女をえり好みすること。自分の嫌いな女に手をつけないこと。また、そうされた女性。[初出の実例]「辻能する小娘までも、唼物喰(いかものぐひ)に反箸(ハネバシ)し給はぬは」(出典:浮世草子・好色敗毒散(1703)三) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例