撫付(読み)なでつけ

精選版 日本国語大辞典 「撫付」の意味・読み・例文・類語

なで‐つけ【撫付】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 撫でつけること。また、そのもの。
    1. [初出の実例]「一かたになびきもはてずあだなるはらっこの皮のなでつけにして」(出典:狂歌・吾吟我集(1649)六)
  3. 男の結髪一種頭髪を結ばないでうしろへなでつけておく髪のかたち。また、その髪型の人。山伏易者、儒学者などに多かった。転じて、かたぶつをいう。
    1. [初出の実例]「カミヲ nadetçuqeni(ナデツケニ) ユウ」(出典日葡辞書(1603‐04))
  4. なでつけかつら(撫付鬘)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android