擂餌(読み)すりえ

精選版 日本国語大辞典 「擂餌」の意味・読み・例文・類語

すり‐え‥ゑ【擂餌】

  1. 〘 名詞 〙 小鳥を飼うのに用いる日本独特の飼料川魚を焼いてすりつぶした粉と、糠と玄米粉を煎(い)った粉をこしらえておき、鳥に与える時に青葉ハコベをすりつぶしたものとともに水で練って用いる。煎糠と川魚粉の割合はふつう一〇対五でこれを五分餌と呼び、川魚粉を多くし、七分餌、八分餌などを与えることもある。腐りやすいので毎日調製しなければならない。昆虫主食とする小鳥はヒエアワなどの穀類で飼うことができないために工夫された。〔運歩色葉(1548)〕
    1. [初出の実例]「法華経の鳥のすり餌は法味哉〈治尚〉」(出典:俳諧・桜川(1674)春一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む