(読み)サツ

デジタル大辞泉 「擦」の意味・読み・例文・類語

さつ【擦】[漢字項目]

常用漢字] [音]サツ(漢) [訓]する すれる こする かする
こする。すり合わせる。「擦過傷摩擦
[名のり]あきら

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「擦」の読み・字形・画数・意味


常用漢字 17画

[字音] サツ
[字訓] する・こする

[字形] 形声
声符は察(さつ)。祭(さい)声には際のように相接する意があり、擦は相接してこするときの声を写したものであろう。宋元以来の語。〔武林旧事〕に擦坐という流し歌を歌う女のことがみえる。

[訓義]
1. する、こする。
2. むりに強いる。

[古辞書の訓]
名義抄〕擦 ワタル 〔立〕擦 カク・カシラカクナリ 〔字鏡集〕擦 ハシラ・ワタル

[熟語]
擦火擦過・擦擦刮擦減擦鼓擦痕・擦坐・擦擦擦疵擦傷擦拭・擦声・擦洗擦損擦背擦布擦抹擦免
[下接語]
摩擦

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

世界大百科事典(旧版)内のの言及

【塔】より

…一般に,幅・奥行きに比べて著しく高い建造物,と定義される。しかし,塔には人間が昇っていく場所という意味内容が伴っており,そのため煙突は塔とはいえず,テレビ塔や電波塔もそれだけでは高い構築物にすぎない。また,古代ローマの記念柱であるトラヤヌスの円柱は,中を螺旋(らせん)階段が昇り,塔ともいえる。先史時代の巨石記念物や古代エジプトのオベリスクは,石塊そのものであって塔ではない。 多くの場合,塔は発生的には軍事上の目的(監視,防御)あるいは宗教上の目的(天上世界の希求)をもっており,同時に塔はそれを実現し,支える権力の象徴ともなった。…

※「擦」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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