擬円錐図法(読み)ぎえんすいずほう(その他表記)pseudo-conical projection

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「擬円錐図法」の意味・わかりやすい解説

擬円錐図法
ぎえんすいずほう
pseudo-conical projection

地図投影法の大分類の一つで,すべての緯線を同心円弧とし,中央経線直線となるが,その他経線は1つの極から放射する曲線となる図法総称ボンヌ図法が代表的。プトレマイオス世界図に用いられた変形球状図法は,ボンヌ図法と同一と考えられ,これは 1482年のウルム版の世界図に用いられている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android