改免(読み)カイメン

デジタル大辞泉 「改免」の意味・読み・例文・類語

かい‐めん【改免】

江戸時代、その年の農作物の出来ぐあいによって租税の率を変えたこと。
諸国―の世の中すぐれて」〈浮・永代蔵・一〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「改免」の意味・読み・例文・類語

かい‐めん【改免】

〘名〙 (「免」は地租の率の意) 農作豊凶により租税の率を改めること。
浮世草子日本永代蔵(1688)一「いつの比(ころ)か諸国改免(カイメン)の世の中すぐれて、八木大分此浦に入舟」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android