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改正放送法 かいせいほうそうほう

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知恵蔵2015の解説

改正放送法

2007年12月、衆参両院で可決・成立した放送法。施行は08年4月。NHKの一連の不祥事を受けて、NHK経営委員の一部を常勤化するなど経営委員会の権限強化が盛り込まれた。民放関係では、1つの企業が複数の放送局をグループとして経営できる放送持株会社を認めることになった。また、これまで普通の放送と同じ番組を流してきたワンセグで独自放送ができることになった。今回の放送法改正案は当初、政府・与党側の規制色が強まる方向だったが、07年7月の参院選で民主党が多数を握ったことで情勢が変わり、政府案は野党側の主張を取り入れて大幅に修正された。例えば、原案は「あるある大事典」捏造(ねつぞう)事件などをきっかけに放送局への新たな行政処分を導入することにしていたが、与野党の修正協議を経て削除された。NHK経営委員会の権限強化でも、個別番組への介入は禁じると明記された。NHK国際放送に対する「命令放送」を「要請放送」に変更する点についても対象を制限するなど、民主党が主張した放送・表現の自由に配慮した内容になった。

(隈元信一 朝日新聞記者 / 2008年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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