放射性指示薬(読み)ホウシャセイシジヤク

化学辞典 第2版 「放射性指示薬」の解説

放射性指示薬
ホウシャセイシジヤク
radioactive indicator

分析用の指示薬に用いられるトレーサーの放射性同位体.G. Hevesy(ヘベシー)とF.A. Panethが,1913年,難溶性塩の溶解度測定に応用した.測定が容易でしかもたいてい元素に適用できるので,分析用には広く用いられる.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

世界大百科事典(旧版)内の放射性指示薬の言及

【指示薬】より

… このほか広義の指示薬としては,物質の挙動を追跡するために加えられる放射性同位体や温度を色の変化で示す化合物が挙げられる。前者を放射性指示薬またはトレーサーといい,後者をサーモカラーとよぶ。リトマスなど液性によって変色する物質の存在は古くから知られていたが,指示薬を最初に系統だって記述したのはR.ボイル(1664)とされている。…

※「放射性指示薬」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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