最新 地学事典 「放射能異常」の解説
ほうしゃのういじょう
放射能異常
radioactivity anomaly
放射能検査において測定された岩石の放射能強度が,その地方の自然計数に比べて異常に大または小のときにその岩石は放射能異常を示すという。異常の最小値の定義はないが,米国では自然計数の4倍が基準とされ,日本では約2倍から留意される。岩石の放射能はU・Ra・Th・Kなどに由来するが,その分布は珪長質岩に多く,苦鉄質岩で少ない。岩石が風化・変成作用を受けた場合,異種の岩石の接触部・岩体の縁辺部などに異常のある場合も多く,鉱床の探査に利用する場合もある。
執筆者:林 昇一郎
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

