政所跡(読み)まんどころあと

日本歴史地名大系 「政所跡」の解説

政所跡
まんどころあと

[現在地名]熱田区白鳥町

熱田社鎮皇ちんこう(西門)西北境外にあった。現誓願せいがん寺の南にあたる。もと大宮司の宅地であったが、大宮司屋敷は永禄三年(一五六〇)八剣はつけん宮の北に移り、政所が貞享三年(一六八六)に新造された。南北一四間・東西一六間二尺(雑志)。政所とは今日でいう社務所の機能をもった所であったはずであるが、江戸時代の諸書によると、ただ諸祭の日に社人が参集する所であると記しているので、政所というよりは斎館といったほうがふさわしい施設であったようである。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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