ちらし‐がき【散書】
- 〘 名詞 〙
- ① 色紙・短冊・艷書などに、和歌や文の一、二句ずつを、行の頭をそろえず、また、濃く淡く、太く細くなどさまざまに、また、とびとびに散らして書くこと。また、その手紙。多く女性の手紙の書き方にいった。散らしぶみ。
散書①〈伝小野道風筆継色紙〉
- [初出の実例]「自二仙洞一女房奉書到来。〈略〉本はちらしかき也」(出典:園太暦‐貞和三年(1347)正月二一日)
- ② 模様などをばらばらに、また、とびとびに散らして描くこと。
- [初出の実例]「金模様の蝶のちらし書(ガ)き」(出典:うもれ木(1892)〈樋口一葉〉八)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
Sponserd by 