散渙(読み)さんかん

精選版 日本国語大辞典 「散渙」の意味・読み・例文・類語

さん‐かん‥クヮン【散渙】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ゆったりと広いこと。また、広く散らばっていること。
    1. [初出の実例]「国民道徳の衰へたるに因りて人心の散渙せるは所謂土崩の勢にして」(出典:日本道徳論(1887)〈西村茂樹〉一)
    2. [その他の文献]〔司馬相如‐上林賦〕
  3. 熱が平温にもどるときの一つの型。徐々に下がる場合にいう。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「散渙」の読み・字形・画数・意味

【散渙】さんかん

ひろくちらばる。

字通「散」の項目を見る

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