散渙(読み)さんかん

精選版 日本国語大辞典 「散渙」の意味・読み・例文・類語

さん‐かん‥クヮン【散渙】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ゆったりと広いこと。また、広く散らばっていること。
    1. [初出の実例]「国民道徳の衰へたるに因りて人心の散渙せるは所謂土崩の勢にして」(出典:日本道徳論(1887)〈西村茂樹〉一)
    2. [その他の文献]〔司馬相如‐上林賦〕
  3. 熱が平温にもどるときの一つの型。徐々に下がる場合にいう。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「散渙」の読み・字形・画数・意味

【散渙】さんかん

ひろくちらばる。

字通「散」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android