デジタル大辞泉 「数物」の意味・読み・例文・類語 かず‐もの【数物】 1 数の多い物。特に大量に作られる粗悪品。2 数量に限りのある品物。「数物につき、売り切れの節はご容赦ください」3 一定の数で、ひとそろいになっているもの。「数物の茶器」 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「数物」の意味・読み・例文・類語 かず‐もの【数物】 〘 名詞 〙① 数の多いもの。また、数の多いのをよいとするもの。[初出の実例]「国勢は何うせ数(カズ)ものだから、質は顧みず」(出典:続珍太郎日記(1921)〈佐々木邦〉六)② 大量に作った、粗製のもの。下等品。[初出の実例]「例のだしゃれの数(カズ)ものを渡りぜりふにならべたて」(出典:滑稽本・八笑人(1820‐49)三)③ 一定の数で、ひとそろいになっているもの。④ 限られた数しかないもの。数の少ないもの。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
世界大百科事典(旧版)内の数物の言及 【ぞっき本】より …新本だが正規の定価よりも安く売られる特価本の異称で,見切本,数物(かずもの),擦れ本(すれぼん)などとも呼ばれる。ぞっき本という異称が生まれたのは,一説にはぞっき本を扱う〈ぞっき屋〉が元は〈そぎや〉と呼ばれていたためであるという。… ※「数物」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」 Sponserd by