数理気候(読み)すうりきこう(その他表記)mathematical climate

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「数理気候」の意味・わかりやすい解説

数理気候
すうりきこう
mathematical climate

海陸分布大気の運動を考えない仮想的な地球上に,太陽と地球との関係のみで生じると考えられる気候の状態。最も単純に回帰線極圏(→南極圏北極圏)を境として寒帯温帯熱帯と分けられる。天文学的位置による太陽からの放射によって決定されることから,天文気候または太陽気候と呼ばれることもある。数理気候に対して現実の地球の気候を,物理気候と呼ぶこともある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android