敷伸(読み)しきのし

精選版 日本国語大辞典 「敷伸」の意味・読み・例文・類語

しき‐のし【敷伸】

〘名〙
① 洗った衣類を、水をうってひきのばし、押しをしてしわをのばすこと。
狂歌徳和歌後万載集(1785)序「張物をはる林のはな、敷のしにあきの木のはの、色々に品かはりて」
衣服布団の下などに敷いて、しわをのばすこと。
※別れた妻に送る手紙(1910)〈近松秋江〉「自分敷蒲団の下に敷いて寝て、敷伸(シキノ)しをしてくれた」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android