敷伸(読み)しきのし

精選版 日本国語大辞典 「敷伸」の意味・読み・例文・類語

しき‐のし【敷伸】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 洗った衣類を、水をうってひきのばし、押しをしてしわをのばすこと。
    1. [初出の実例]「張物をはる林のはな、敷のしにあきの木のはの、色々に品かはりて」(出典:狂歌・徳和歌後万載集(1785)序)
  3. 衣服布団の下などに敷いて、しわをのばすこと。
    1. [初出の実例]「自分の敷蒲団の下に敷いて寝て、敷伸(シキノ)しをしてくれた」(出典:別れた妻に送る手紙(1910)〈近松秋江〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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