文化特性(読み)ぶんかとくせい(その他表記)culture trait

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「文化特性」の意味・わかりやすい解説

文化特性
ぶんかとくせい
culture trait

文化複合体を構成する最小,かつ理論的に設定された要素。文化要素ともいうが,文化要素の概念に比べて,より物質的,技術的である。民族調査の項目ともなり,分布の規準にも用いられる。 1920年代に C.ウィスラーらの文化人類学者によって方法論的概念として使用されはじめた。文化特性の摘出とその実態調査は,諸民族の文化の比較研究や相対的把握あるいは地域的・分布的特色の理解に役立ったが,同じ特性として記されたものの質的相違の理解や,特性複合内の要素関係およびその統合形態の理解には十分であったとはいえない。

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