文字法(読み)もじほう(その他表記)writing

翻訳|writing

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「文字法」の意味・わかりやすい解説

文字法
もじほう
writing

社会的に一定の意味をもつと認められた視覚的記号による人間相互のコミュニケーション体系をいう。古来,刻み目を入れた数え棒や,長さや色の異なる縄の結び目によって数字を表記した結縄文字などが用いられた。しかし記号体系としての発展は,言葉を記号化した文字の登場を待たねばならなかった。文字は,絵を図形化した絵文字など描写的なものから,次第に特定の記号が特定の事物事象に対応するようになり,さらに言葉の音を表記する音価をもった記号へと発展,話し言葉を正確に表示し伝達する方法・体系として確立した。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android