斎藤友実(読み)さいとう・ともざね

朝日日本歴史人物事典 「斎藤友実」の解説

斎藤友実

生年生没年不詳
平安末期の武士。斎藤実信の子。越前斎藤一族のひとり。兄弟に斉明威儀師がいる。少年期に守覚法親王に仕え,元服時には平家に仕える。その後源義仲に従い,一旦解官されるが,寿永2(1183)年8月還補。翌年の義仲没落のころには源義経家人となり,文治1(1185)年の義経没落のときにも尽力する。義経の逃亡時には義経に同調した守覚法親王と義経の連絡役を務めたようである。

(櫻井陽子)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「斎藤友実」の解説

斎藤友実 さいとう-ともざね

?-1185 平安時代後期の武士。
越前(えちぜん)(福井県)の河合斎藤氏の一族。斎命の弟。守覚(しゅかく)法親王につかえ,仁安(にんあん)3年検非違使(けびいし)となる。のち源義仲につかえ,元暦(げんりゃく)元年(1184)源義経の家人となるが,文治(ぶんじ)元年11月1日殺された。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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