斎藤川原村(読み)さいとうかわらむら

日本歴史地名大系 「斎藤川原村」の解説

斎藤川原村
さいとうかわらむら

[現在地名]鶴岡市斎藤川原

伊勢横内いせよこうち村の南、あか川西岸にある。隣接する我老林がろうばやし村の小字下川原しもかわら野中川原のなかかわら向川原むかいかわら伊勢横内村大場川原おおばかわら前川原まえかわらなどとともに、名称から赤川の氾濫原であったと考えられる。稲荷いなり村の稲荷明神(現遠賀神社)の社人斎藤氏による開発を伝える所伝もある。元和八年(一六二二)の酒井氏知行目録に村名がみえ、高一五七石余。同年の庄内寺社領目録では、ほかに高二七石余の高安こうあん寺隠居円用えんよう院領があった。寛永元年庄内高辻帳では高二六九石余、寛永三年庄内高辻帳では高二四六石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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