斎藤晶(読み)さいとう あきら

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「斎藤晶」の解説

斎藤晶 さいとう-あきら

1928- 昭和-平成時代の酪農家。
昭和3年3月19日生まれ。昭和22年山形県より開拓農民として北海道旭川に入植。山地斜面の自然に順応した「蹄耕法」という乳牛放牧による飼育法を確立,40年来日したニュージーランドの学者・ロックハートに絶賛され評判となる。斎藤牧場は市民に開放され,牛乳加工プラント,農林水産省研修施設,シックハウス患者用住宅や教会までもが建てられている。49年北海道産業貢献賞,平成11年山崎記念農業賞,23年吉川英治文化賞。著作に「牛が拓く牧場」「いのちの輝き感じるかい」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android