斎藤真(読み)さいとうまこと

百科事典マイペディア 「斎藤真」の意味・わかりやすい解説

斎藤真【さいとうまこと】

政治学者。英文学者の斎藤勇(たけし)の二男として,東京都で生まれる。東京帝国大学(現,東京大学)法学部政治学科卒業。東京大学教授,国際基督教大学教授を歴任。東京大学名誉教授。アメリカ学会会長なども務めた。専門はアメリカ合衆国の政治史および外交史で,アメリカの全体像を多角的な視点から研究した。主著に《アメリカ外交の論理と現実》《アメリカ現代史》《アメリカ政治外交史》《アメリカ史の文脈》《アメリカ革命史研究》などがある。1989年に日本学士院会員,1997年には文化功労者となる。2005年に文化勲章受章。アメリカ文学者の斎藤光は兄。

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20世紀日本人名事典 「斎藤真」の解説

斎藤 真
サイトウ マコト

大正・昭和期の脳外科学者 名古屋大学医学部教授。



生年
明治22(1889)年6月14日

没年
昭和25(1950)年1月2日

出身地
宮城県

学歴〔年〕
東京帝大卒

経歴
大正11年愛知医専(現・名古屋大学医学部)教授となる。X線による血管撮影法・診断法に優れた。昭和11年日本外科学会会長を務めた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「斎藤真」の解説

斎藤真(2) さいとう-まこと

1921-2008 昭和後期-平成時代の政治学者。
大正10年2月15日生まれ。英文学者斎藤勇(たけし)の次男。アメリカ文学者斎藤光の弟。昭和34年東大教授。56年国際基督教大教授。アメリカ外交史を専門とし,多角的な視点からアメリカの全体像の把握につとめた。平成9年文化功労者,17年文化勲章。平成20年1月16日死去。86歳。東京出身。東京帝大卒。著作に「アメリカ政治外交史」「アメリカ革命史研究」など。

斎藤真(1) さいとう-まこと

1889-1950 大正-昭和時代の脳外科学者。
明治22年6月14日生まれ。大正11年愛知医大(現名大医学部)教授となる。X線による血管撮影法,診断法にすぐれた。昭和11年日本外科学会会長。昭和25年1月2日死去。60歳。宮城県出身。東京帝大卒。

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