斑紋病(読み)はんもんびょう

日本大百科全書(ニッポニカ) 「斑紋病」の意味・わかりやすい解説

斑紋病
はんもんびょう

植物の病気で、葉に丸みのある斑点、あるいは輪紋状の斑点を生ずるものに斑紋病という病名がつけられている。また、ウイルスの感染によって生ずる葉の濃淡のまだら模様、すなわちモットルmottleを斑紋というが、このような症状を示すウイルス病に斑紋病という名がつけられている。このため多くの作物に斑紋病があり、病原の種類も多く複雑である。(1)糸状菌(カビ)の寄生によるものでは、ワサビ、ナシ、ナタネ、コンニャク、アサガオ、ホウレンソウ、サクラ類、クワ、クリ、サトイモなどの斑紋病がある。病原菌の属や種はいずれも異なっている。(2)ウイルスによるものでは、ラッカセイ斑紋ウイルスpeanut mottle virusによっておこるラッカセイ斑紋病がある。葉に濃淡のまだら模様を生じ、生育が悪くなる。局地的に発生がひどく、被害を受けることがある。

[梶原敏宏]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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