料治熊太(読み)リョウジ クマタ

20世紀日本人名事典 「料治熊太」の解説

料治 熊太
リョウジ クマタ

大正・昭和期の古美術研究家,評論家



生年
明治32(1899)年7月10日

没年
昭和57(1982)年2月1日

出生地
岡山県都宇郡山田村(現・岡山市)

学歴〔年〕
関西中〔大正8年〕卒

経歴
博文館の雑誌「太陽」の編集に携わるかたわら、内田魯庵会津八一の門に出入りし、民衆雑器のコレクターとして知られた。「古陶の美」「そば猪口」「会津八一の墨戯」「明治の骨董」などの著書がある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「料治熊太」の解説

料治熊太 りょうじ-くまた

1899-1982 大正-昭和時代の古美術研究家。
明治32年7月10日生まれ。博文館編集者のかたわら,内田魯庵(ろあん),会津八一(あいづ-やいち)らと親交をもって古美術を研究し,その収集家として知られる。また昭和5年版画誌「白と黒」,7年「版芸術」を刊行,谷中安規(やすのり)ら版画家たちに発表の場をあたえた。昭和57年2月1日死去。82歳。岡山県出身。関西中学卒。号は朝鳴。著作に「古陶の美」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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