斜ならず(読み)ななめならず

精選版 日本国語大辞典 「斜ならず」の意味・読み・例文・類語

ななめ【斜】 ならず

  1. なのめ(斜)ならず
    1. [初出の実例]「僧の心、ななめならず、あはれにかたじけなく覚へて」(出典:発心集(1216頃か)四)

斜ならずの補助注記

論理的には「ななめならず」とあるべきところに「ななめに」が同義で使われることもあった。これは否定形の与える語感が弱いため、それによって修飾されるものが積極的な内容であるときは肯定形を用いる方がよりふさわしいと感じられた結果だといわれる。→ななめ(斜)


なのめ【斜】 ならず

  1. 普通でない。並み一通りではない。格別である。ななめならず。
    1. [初出の実例]「何事をも、人に今一きはまさらむと、〈略〉なのめならず思ひのぼりしかど」(出典:源氏物語(1001‐14頃)柏木)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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