新アカデメイア(読み)しんアカデメイア(その他表記)Neo Akadēmeia

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「新アカデメイア」の意味・わかりやすい解説

新アカデメイア
しんアカデメイア
Neo Akadēmeia

古アカデメイア真理の表現として現れた学説陳述注釈に専心したのに対し,真理性そのものに関心をもち,おおむね批判的,懐疑的傾向をもつようになったギリシアの一学派。懐疑論を最初にプラトン学派に導入したのは,ソクラテスを継いで学頭となったアルケシラオスである。彼ののち学頭となったカルネアデスもまたストア派の論理学,自然学を反駁し哲学的蓋然論を打立てた。彼を継いで学頭になったクレイトマコス弟子の一人ラリッサのフィロンは,アテネを出てローマへ逃れ,ここで教師をして大成功を収めたが,以後新アカデメイアは衰退一途をたどった。

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